音楽が繋げる縁
#東北ユースオーケストラを続けたい
このレポートを読んでくださりありがとうございます。
東北ユースオーケストラはみなさまのご支援によって成り立っております。 活動に対する寄付・募金については随時受け付けておりますので、ご協力の程よろしくお願いいたします。
皆さん、こんにちは。レポートをご覧いただきありがとうございます。
私は東北ユースオーケストラ7期生の福島県出身、大学2年、フルートパートの浅野優月です。

今回のレポートでは私と東北ユースオーケストラの深い縁についてお伝えしたいと思います。
私は普段あまりレポートを担当していないため、私のことをあまり知らない方がほとんどであると感じています。
まずは、私の音楽歴や東北ユースオーケストラに入団した理由について簡単にご説明します。
フルートを始めたのは小学三年生の頃で、小学校の管弦楽部に所属したのが始まりです。
8歳年上の姉が管弦楽部でファゴットを弾いているのをずっと見て育ったため、自分も楽器を弾いてみたいと思い、入部することを決めました。
東北ユースオーケストラに入団を決めたのは高校生の頃で、知り合いが何人か所属していたことと、自分自身映画音楽に興味があり、坂本龍一氏の音楽を演奏できることを魅力的に感じ、応募しました。
今は大学で音楽学を専攻しており、卒業論文では映画音楽について論じようと考えています。
さて、タイトルにもある通り、私と東北ユースオーケストラには様々な面でご縁がありました。
ただ知り合いが数人所属していたから、というわけではありません。
先述した姉が、当団体のオーケストラ活動の始まりとなったアークノヴァに参加しており、坂本さんや大友良英さんと共演しました。
私はその演奏を幼いころに聴き、幼いながらに面白い取り組みだな、新しい演奏会だなと感じたのを覚えています。
また、この演奏会に参加されていた大友さんにも2011年の「フェスティバルFukushima!」でお会いしていました。
震災当時の記憶はあまり残っていませんが、このイベントはうっすらとではありますが記憶に残っています。みんながそれぞれ様々な楽器を持ち寄って一緒に演奏していたことを覚えています。確か家具なんかを楽器にしている人もいたような気がします。
楽器や震災での境遇はバラバラでも、ひとつの音楽を作れるのだと感動しました。
大友さんのXの2021年8月の投稿の写真に幼稚園の頃の自分がど真ん中に写っているので探してみてください。
先日の合同練習では大友さんがお越しくださり、我々の練習を見に来てくださりました。久しぶりにお会いできてとてもうれしかったです。
そして、私は幼いころから映画音楽に興味を持っており、音楽学、特に映画音楽について学びたいと考え、日本大学芸術学部への進学を決めました。
坂本さんはアカデミー賞を受賞した功績もあり、私が好きな作品で坂本さんが作曲を担当していることが多々あります。
これは縁というより、私がどうしても『ラストエンペラー』や『戦場のメリークリスマス』等の音楽を演奏したかったため、東北ユースオーケストラの入団を決めたという意味合いが強いですが。
少し話は反れますが、坂本さんの楽曲が使われている私が好きな映画作品は『君の名前で僕を呼んで』です。作品自体は映画好きなら知っているほどの有名な作品ですが、坂本さんの楽曲が使われているシーンは少なく、坂本さんの楽曲が使われていると知らない人が多いと思います。実は2曲ほど使用されています。
昨年、大学で池辺晋一郎さんの特別講義が開かれ、その講義の中で親交のあった坂本さんの話もされていました。
同じくらいのタイミングで昨年、東北ユースオーケストラの練習会でNexToneの荒川さんによる坂本さんの楽曲の解説をしていただきました。
坂本さんとは高校と大学の先輩として関わりのあった池辺さんと荒川さんの双方からのお話を聞くことができてとても興味深かったです。
私にとっての東北ユースオーケストラは「好きな音楽を楽しむ場」であると感じています。
もちろん、大学で学ぶ音楽、他の団体や演奏会で演奏することも好きで行っていますが、先述したように、私は映画音楽が好きで、オーケストラが好きであるため、東北ユースオーケストラはどちらも叶えられる、貴重な場であるのです。
地元が近く、年齢も近い団員と一緒に音楽を作ることができる環境も、音楽を楽しめている理由の一つです。
私は入団した直後は知らない大学生ばかりであまりなじめずにいました。自分より技術も高く、譜読みも早い人ばかりでプレッシャーもあり、休団したこともありました。
それでも復団することができたのは、休団していた私を歓迎してくれた仲間がいるからであると思います。

仲間と一緒に自分の好きな音楽を作ることができるこのオーケストラを私は残し続けたいと考えています。
今は大学で音楽を学んでいますが、この東北ユースオーケストラでの活動をはじめ、ジュニアオーケストラや高校三年生で参加した学生オーケストラのウィーン公演の活動などをきっかけに、将来は子どもたちのオーケストラ活動を支援したいと考えるようになりました。
どのような支援ができるかは今はまだ考えているところですが、私が今様々な人々の支援によって音楽活動をできているということを忘れずに、自分に何ができるのかを日々模索しながら活動したいと感じています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
どうぞ私たちの活動を知っていただき、ご支援のほどお願いいたします。
フルート 浅野優月
#東北ユースオーケストラを続けたい
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