自分を成長させてくれるこの場所がとても好き
#東北ユースオーケストラを続けたい
このレポートを読んでくださりありがとうございます。
東北ユースオーケストラはみなさまのご支援によって成り立っております。 活動に対する寄付・募金については随時受け付けておりますので、ご協力の程よろしくお願いいたします。
みなさんこんにちはこんばんは!
ホルンパートの奥山愛唯です!福島県出身の大学3年生です。
私は高校から部活動をきっかけにオーケストラを始め、高校3年生の時に8期生として東北ユースオーケストラに入団しました。
元々人見知りである私は、毎月練習にドキドキしながら向かっていました…
譜面台を忘れてあたふたしたり、曲が難しくて自分のできなさにがっくりしたり…
でも先輩を中心とした人たちが助けてくれて、本当にありがとうございます、という感じです。
今では大学3年生となり、後輩と関わることが多くなりました。自分がしてもらったり教えてもらったりしたことを生かしていけるようにしたいと思う日々です。
毎月のユースの練習が楽しみで、自分を成長させてくれるこの場所がとても好きです。
そんな私が東北ユースの活動で心に残っていることは、気仙沼での有志演奏会です。有志演奏会を行う前に、伝承館を訪れました。
テレビや教科書で見たものを自分の目で見たり、語り部の方から話を聞いたりしました。
瓦礫の山や残された建物を目にした瞬間、言葉では表せない衝撃が体に走ったのを今でも思い出せます。
その時は2月で、風がとっても冷たい日だったのですが、震災当時も寒い中避難生活を送っていたと考えると、とても辛くて悲しくなりました。
演奏会にはたくさんの方にきていただいて、観客の方々が目を潤ませながら聴いてくださり、私たち演奏者も胸が熱くなりました。同じ空間で音楽を共有し、感動を分かち合えることは幸せなことだなということを感じました。
私はこのことをきっかけに、「誰かに演奏を届ける」ということを意識するようになりました。
それまでは、演奏に集中することはあっても、聴く人の心にどのように届けるかということまで意識したことがなかったのです。
私が以前みたテレビ番組の中で、「演奏会をひらけば、音楽がそばにあり1人になることがない」と話した指揮者の方がいました。私はこの言葉がとても好きで、これからも忘れないようにしたいなと思っています。
ユースが毎年演奏会を開くことができること自体とてもありがたいことです。
活動を通して、音楽を共有する喜びや、支えてくださる方々への感謝の気持ちが強くなりました。また、知らなかったことを知ろうとする好奇心は私を大きく変えてくれたように思います。
ユースの活動を通して出会った人たちの存在も、私にとってとても大きなものです。
高校や大学ではなかなか出会えないような多様な仲間と一緒に音楽を作り上げる経験の中には、毎回新しい発見があります。
楽器の技術や表現の仕方を学ぶだけでなく、一緒に過ごす時間の中で考え方や価値観に触れることができるのも、ユースならではの魅力だと思います。時にはうまくいかずに悩むこともありますが、同じ目標に向かって励まし合い、乗り越えていく過程が自分を強くしてくれるのだと感じます。
また、ユースでの経験は、私が将来どのように音楽と関わっていきたいかを考えるきっかけにもなっています。音楽は上手・下手で評価されるものではなく、人と人をつなげたり、寄り添ったりできる大切なものだと強く感じるようになりました。将来は、音楽を学ぶ楽しさや挑戦する面白さを子どもたちにも伝えられるような存在になりたいと思っています。そのためにも、今の一つひとつの経験を大事にしながら、自分自身と向き合い続けたいです。
これからも、今までいただいた経験や出会いに感謝しながら、音楽を通して人とつながり続けたいと思っています。そして自分自身も成長を止めることなく、一つひとつの演奏に心を込めて取り組んでいきたいです。
TYO 11期 キャプテン 奥山愛唯
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