REPORT

2024.03.30

【坂本龍一監督追悼 定期演奏会2024】郡山は終了、明日31日(日)はサントリーホール!

【坂本龍一監督追悼 定期演奏会2024】郡山は終了、明日31日(日)はサントリーホール!

一昨日の3月28日は坂本龍一監督の1周忌でした。今日の郡山公演の舞台裏上手には団員たちを無言で見守る姿がありました。追悼公演もあと2日です。

今日30日(土)は福島公演、場所は郡山市民文化センター。

舞台裏にはカメラ6台を仕込んだ、NHKの収録チーム(クラシック番組班のみなさん)に、ETV特集で密着取材中の元団員クラリネット奏者で、現在はNHK名古屋放送局ディレクター菊地桃加さん(金髪)。機材とスタッフの数に目眩がしますが、わたしは受信料を欠かさず払っています。

こちらは、オノセイゲンさんが今日も録音のセッティング中でした。

いつも饒舌なセイゲンさんが、無言で集中の貴重なシーンであります。

今日も本番前のゲネプロがはじまりました。


さて、本番を控え、休憩時間です。

富山県氷見市からお客さまがいらっしゃっていました。明日の東京公演で、『Reconnect-能登半島と東北をつなぐ 坂本龍一監督追悼 東北ユースオーケストラ演奏会2024 ライブビューイング in 氷見』を実施してくださる氷見市芸術文化館の総合プロデューサー、河出洋一さんです。

無料ご招待の800人のホールに1,500人の応募があったそうです。富山県氷見市にお住まいの方のみならず、石川県の能登半島地域からも多数ご来場とのこと。「支援されるオーケストラから、支援もするオーケストラに」東北ユースオーケストラの新たな一歩です。

差し入れまでいただきました。ここで、今日の差し入れご紹介コーナーです。

坂本監督ご学友の塩崎恭久さんからの地元愛媛のみかんは、遺影にお供えもしました。さらに懐かしいOB三人からも。

保健師になった黒須さんはご結婚、高橋姉は看護師、高橋妹は看護師になりたいとのことで、国家資格の免許を発行する、元厚生労働大臣の塩崎さんと記念撮影しました。

ひょっとして免許の署名の方かも!

今日の朗読ゲスト、吉永小百合さんからもいただきました。

きっと超人気だったのでしょう。わたしの口に入ることはありませんでした。

開場になってロビーでは。

この春から晴れて高校の正教員となる冨澤三兄弟の長男と芦名妹が、今日はTYOオリジナル商品の物販を手伝ってくれました。実際、東北ユースオーケストラは兄弟姉妹の入団が多いのです。TYOの「まるでファミリー感」が生まれる理由でもあるのでしょう。

こちら、似顔絵名人ヴァイオリンの丸山周画伯によるオリジナルデザインのスタッフTシャツの即席販売会。肖像権、著作権的には限りなくブラック寄りのグレーですが、TYO団員は特別扱い判断で、監督に遺影にも献上いたしましたよ。


さて、開演10分前、影アナ隊が登場です。明日のサントリーホールにご来場のみなさまも、13時50分には着席して、TYOならではの開演に先立っての諸注意をお聞きください。

会心の出来に、地元福島の影アナ隊も司会の渡辺真理さんと笑顔の表情でした。

こちら、「今日の男女混合チームは何?」と聞くと、「TYOのAAA」、「TYOのグースハウス」「TYOのマキシマムホルモンじゃね」などと言う答えが返ってきました。もう、わかりません。

上手に移動すると、チェロの女子四人組。「TYOの新しい学校のリーダーズ」でお願いします!

その横で、1人佇んでいた坂本監督を囲んで。

今日の演奏も届きますように。

小学校教諭のトランペット中村先生は、今日もマイ自撮り棒を取り出していましたと生徒のみなさんにご報告しておきます。

珍しいツーショットを2点。

本番がはじまると、時間が経つのは早く、休憩挟んで後半開始。

吉永小百合さんの朗読に、舞台袖でもこみ上げる心を抑えつつ、あっという間にアンコール。

坂本監督もみんなとステージにいました。

拍手を受けるみんなをと思ったら、ホルンの大槻くんにしっかり気づかれてしまいました。

ゲストのヴァイオリニスト成田達輝さんピアニストの中野翔太さんのSNSでのご投稿は、このオケと一緒に演奏する喜びを表現してくださっていて本当にありがたいです。

終演後、今期9期で卒団し、プロ奏者を目指す野口さんが、「フルートはヤマハしか使ったことがない」と言うので、一般社団法人東北ユースオーケストラの代表理事で、ヤマハ株式会社執行役ヤマハ株式会社楽器・音響営業本部長の押木正人さんと。

楽器でつながる、人と人。立派なプロになって、ヤマハさんからしっかりサポートしてもらってください。

明日は18人を送り出す卒団式も行って、今期の演奏の締めくくりの東京はサントリーホールです。そのステージに初めて乗る団員も多いと思いますが、「『あこがれるのはやめましょう』はやめましょう」。しっかり、ホールへの敬意と、これまでの感謝の意を抱き、天国の坂本龍一監督に今年一番の演奏を届けましょう。

当日券の販売はございません。ご来場のみなさま、どうぞお楽しみください。