東北ユースオーケストラ 演奏会2023ツアーは5日目、移動日です。
今朝の岩手日報。
社会面の天気予報の横の目立つ場所に、目立つ記事。団員の岩渕さんのコメントのまま、「本当に良かった」です。
そして、終演後は団員と東京フィルのエキストラの方々と盛岡の老舗「東家」さんで、わんこそば大会が開催できたのも「本当に良かった」です。今回のツアー一行の「いわて旅応援プロジェクト」のクーポンを利用したため、貧乏楽団にはうれしいキャッシュアウトはゼロ円での豪華イベント。
みんなで一緒にご飯を食べて笑ったのは、たぶん2019年夏の河口湖での夏合宿以来の4年ぶりではないでしょうか。
わたくし引率の先生役は78杯でお椀を閉じましたが、中学生女子が100杯超えだったり、東フィルの敏腕ステージマネージャー大田さんが最少記録24杯だったり、みんながフラットに消化杯数でコミュニケーション取れるのもTYOに向いているぞ、わんこそば。
ということで、今日は移動日です。
朝から団員の宿泊先オガールインにはバス3台が待機。
団員のスムースなチェックアウト手続きは、福島事務局のジュニアオケ運営のベテラン大塚真理さん、ジュニアオケで講師の竹田学さん、昨日から合流した東京事務局の須賀雅子さん、さらに宮川裕さんの頼れるスタッフによるものです。
カメラを向けると必ずピースしてくれると、元気ぶりが無言で確認できます。
休憩の鶴巣サービスエリアには、直前合宿からの急上昇上達ぶりを表現しているかの飛行機雲。
さすがに国見サービスエリアでのランチタイムで、蕎麦を食べている人は確認できませんでした。
国見がご実家すぐの竹田さんが教えてくれた、この季節にしか見れない吾妻小富士の「雪うさぎ」なんだそうです。確かにうさぎ、です。
別名「種まきうさぎ」とも呼ばれているそうで、これにちなんで福島市のマスコットキャラクター「ももりん」が、うさぎなんだそうです。福島名産の「もも」と「りんご」で、「ももりん」。オランダ生まれのミ○フィーに似てい・・・。
高速を降りたバスは、郡山。バスの後部座席に座る地元女子団員の恋バナトークが面白すぎて、仕事のファイル作成が進まない訳ですが、昔通った幼稚園の近くになると「原発事故のせいで出来た屋内砂場は楽しかったなぁ」なんて盛り上がりを聞くと、みんなの中の311体験に気づきます。
無事にホテルにチェックイン。一番右のフルート担当の石川慧花さん(福島県、高校三年生)が手にしている、人の顔のようなニットキャップが目につきました。
なんと坂本龍一監督ではありませんか!
裏側は、
猫!
お母さまのお手製なんだそうです。
今回は病気治療中で参加できない坂本龍一監督を肌身につけて、ご回復を祈りながらの演奏会2023ツアーの参加なんですね。
団員みんなの気持ちですね。
WBCで日本に見事な優勝をもたらした栗山英樹監督は、「イメージしたことが現実になる」という信念の持ち主で、ナポレオン・ヒルが原点とも言える成功哲学の発祥の地、アメリカを破りました。
東北ユースオーケストラ の団員も坂本龍一監督と再び同じステージで共演できることを強く信じて、明日からの郡山、明後日の名取、そして最終日の26日の東京公演に臨みます。
当日券を販売しますので、自信に満ちた団員たちのマーラーの交響曲第5番、坂本監督の311への鎮魂を込めたTYOのための書き下ろし曲「いま時間が傾いて」の生演奏をぜひとも聴いてください!