REPORT

2022.09.01

第8期キックオフ! 今期の活動がいよいよスタートします。

第8期キックオフ!

今期の活動がいよいよスタートします。

8月21日、東北ユースオーケストラ第8期キックオフを福島市アクティブシニアセンター「アオウゼ」にて行いました。

3月末の演奏会以来、5カ月ぶりの集合です。

7期で多数の団員が就職のために卒団したこともあり、6月に一部パートの新規団員募集を行いました。結果26名の新規団員を迎え、8期は95名での今期活動スタートとなります。

まずは感染拡大対策のため、抗原検査を実施してから会場ホールに入ります。

団員の皆さんは昨年から繰り返しやってきた検査に慣れた様子ですが、100人弱の抗原検査実施。事務局スタッフの方は相変わらず必死です…!

今回は陽性者もなくスタートできました。

キックオフの司会進行は、事務局長の田中宏和さん。
まずは田中さん自己紹介の後、改めて東北ユースオーケストラについて紹介をしました。


続いて、テクニカルディレクターの飯島さんからご挨拶です。

東北ユースオーケストラは、個人や企業の協賛・支援で成り立っている団体。
他の多くのアマチュア団体とは違う点を認識して、意識高く活動に臨んでほしいというお話をされていました。

また、来年3月の演奏会のメイン曲の発表もありました。

マーラー「交響曲第5番」です。

このキックオフの前日に決まったのだそうです。ギリギリ間に合い、皆さんに発表できました。

大曲の発表に、団員たちもザワザワ…。

楽譜は手配している最中なので、届き次第団員の皆さんに配布します、と予告がありました。


そして、他の事務局メンバーからも一言ずつご挨拶をしました。

福島事務局からは、東北ユースオーケストラの立ち上げから参加している大塚さん。


東京事務局からは、岡田さん、宮川さん、そしてこのレポートの記録係・熊谷が挨拶をしました。

宮川さんは「ぎっくり腰になってしまいましたが、皆さんに会いたくて福島まで来ました。」とお話していました。この写真でも腰が辛そうですが…東北ユースへの愛は人一倍です。


続いて、一般社団法人東北ユースオーケストラの代表理事である、ヤマハミュージックジャパン代表取締役社長の押木正人さんより頂いたメッセージを、事務局長の田中さんが代読しました。



「東北ユースオーケストラ 2022年度団員の皆様代表理事の押木正人と申します。本日は、会場に伺えず、皆さんにお会いできないのが残念です。開催に当たり、メッセージを送らせていただきます。

本日、新しいメンバーも迎え、また新しく東北ユースオーケストラの新しい年をスタートできることを大変嬉しく思っています。東日本大震災をきっかけとしてスタートした、東北ユースオーケストラが、今期で8期目となります。この3年間は、コロナ禍で、非常に行動が制限される中も、皆さんと力を合わせ、工夫をしながら、東北ユースオーケストラの活動をつないでくることができました。

これは、団員の皆さん、そして保護者の皆さんのご理解と、坂本監督、柳沢さんの熱意、活動を支えていただいている多くのスポンサーの皆さんのご協力、そして何よりこの活動の運営を行っている事務局の皆さんの愛情があってこそ考えております。この場をお借りして感謝申し上げます。まだ、今年度も、感染拡大が収まらない中で、本日以降の活動がどのように展開していくか、とても不安に思い、この場にお越しいただいていると思います。


私たちは、これまでも、いろんな方法で練習を行い、オンラインでの演奏の発表なども含め、毎年、団員に達成感を持ってもらえるように活動をしてきました。

来年の3月にコンサートが何も問題なく開催できるのが一番ですが、これまでの経験もありますので、今年度もどんな形になるにしても、最後までやり遂げられたらと考えています。

東北ユースオーケストラは、小学校3年生から大学院生までの幅広い年齢の仲間が、ささえ合いながら成長する場です。また学校以上に所属年数が長くなる可能性もある場でもあり、音楽を通じて長く、深く結びつく場にもなっています。受験などで、一旦、休団する仲間も、また戻ってきてくれることを嬉しく思っています。皆さんには、この東北ユースオーケストラを家族のように愛着を持って参加いただき、そして東北への想い、復興への願いを込め、練習をしていただければと思います。

2022年度の皆さんの演奏を聴くこと楽しみにしております。震災、そしてコロナ禍を乗り越え、東北で生まれた音楽を、日本全国に、そして世界に届けていきましょう。3月末まで、よろしくお願いします。

東北ユースオーケストラ代表理事 押木正人」


そして東北ユースオーケストラの前理事である、株式会社民報印刷の代表取締役社長の荒木さんが、団員の皆さんへ熱いメッセージを送ってくださいました。

3月の公演は、地震のために福島公演が中止になってしまい残念だったが、東京公演で聴いた「第九」は涙が出るほど良い演奏だった。理事は退任するが、これからも東北ユースを応援しますと、温かい言葉を頂きました。

スポンサーであるJA共済連福島の服部本部長からメッセージを頂きました。

TYOの活動を長年支援してくださっている JA共済連様ですが、
この日も、団員たちへの差し入れとしてお茶とお米を頂きました。

特にひとり暮らしの大学生団員達にとっては、貴重な食糧サポートです。

ご支援いつもありがとうございます。


続いて、福島民報 取締役事業局長の関根さんからもご挨拶と激励のメッセージを頂きました。

そして、坂本龍一監督からのメッセージを事務局長の田中さんが代読しました。

=====

また東北ユースの新しい期が始まりますね。

今期は新しく加わったメンバーが多いと思いますが、東北ユースには上下関係はないので、歳の差や経験の差に関係なく、伸び伸びと練習を楽しんでください。

坂本龍一

=====

ここからは団員達の出番です。

まずは5,6,7期と3年にわたってキャプテンを務めてくれた、前・キャプテンの田嶋詩織さんから、昨年の振り返りと今年の抱負を話しました。

「昨年の反省で、団員たちが時間にルーズな部分があったので、今期は気を付けていきましょう」と呼びかけがありました。

そして8期から新キャプテンとなるヴァイオリンパートの菊地彩花さんから、挨拶がありました。

菊地さんは1期から東北ユースに参加し、これまではパートリーダーとして、大人数をまとめてくれていました。これからはさらに大人数、100人近くの団員達の旗振り役をお願いします!


その後、団員たちが1人ずつ自己紹介をしました。

名前、パート、学校・学年、出身県、東北ユースでの思い出、今期の抱負を話しました。

TYOでの思い出は、やはり合宿で他の団員達と話したり一緒に過ごしたことを挙げている団員が多かったです。

コロナの影響で近年は実施できていない夏合宿ですが、団員たちにとっては思い出深いイベントになっているのですね。


全員の自己紹介が終わり、団員の集合写真を撮影しました。

この日の様子は福島民報さんにも取材して頂き、WEB版で記事が掲載されています。記事内でも、この時に撮影した集合写真が使われています。

 「自分たちの音楽をつくり上げる」 東北ユースオーケストラ8期生が始動 福島市で結団式 
https://www.minpo.jp/news/detail/2022082199897/amp


その後は、パートごとに分かれての交流タイムです。

↑こちらはパーカッションパート。

↑こちらはホルン&トランペット。

トランペットは今期6名の新メンバーが加わり、顔ぶれがガラリと変わります。


パートごとの時間の合間に、8期からの新規団員達は個人写真撮影を行いました。

※カメラマンは事務局長の田中さんです。


昼食をはさみ、午後は3月の演奏会の映像鑑賞会を行いました。

演奏会のBlu-rayは、この日団員達にも配られました。

鑑賞会の後、テクニカルディレクターの飯島さんから

「この第九、僕も客席で聴いていて感動的だったし、とても良いコンサートだったと思います。TYOは毎年レベルアップしていく団体。来年の3月は、これを超える演奏会をしなくてはならない。そのために、皆さん真剣に練習に取り組んでいってほしいです」と話がありました。


いよいよ次回から、練習が始まります。

団員の皆さん、来年3月の公演に向けて頑張っていきましょう。