ツアー7日目、ついに最終目的地、東京に到着しました。
3月25日(金)ツアー7日目の朝は福島市で迎えました。
長年ご支援くださっているJA共済さん経営の旅館からチェックアウトです。
ちょうどロビーの前で「沖縄フェア」なる物産展が開催されておりまして、宮古島のポスターも掲出されていたのです。宮古島と言えば、宮古島市、宮古島市ジュニアオーケストラのご招待を受けて、第1期の夏合宿を行った場所です。一周回って戻ってきたような因縁を感じました。せっかくなのでエア宮古島旅行の記念写真を第1期メンバーと。
小学生が高校生に、中学生が大学生にと成長したのですね。皆「また行きたい」と口にしていました。7年前に同じピンクのチェロケースで参加した芦名さん姉は、いまだにホームステイ先と連絡を取っているそうです。
一番成長したのは、この人ですね。
福島事務局の渡辺豊さんに同行して当時5歳の颯太くんは、311の影響で一度も入ったことのなかった海を宮古島で体験し、「しょっぺぇーーー!」と叫んだ逸話は書籍『響け、希望の音〜東北ユースオーケストラ からつながる未来』(フレーベル館)でも紹介しております。もうお父さんの身長も抜いたことだし、このままだと20歳で3メートルくらいいきそうです。
3号車担当ですが、点呼は福島事務局のベテラン大塚真理さんが今日も神対応です。
添乗員ポジションに座る我が身の成長の無さを噛みしめながら、東京に向けて出発しました。
2時間ほどで栃木県の上河内サービスエリアで休憩中。福島県出身の例の高校生二人は地元の「ままどおる」のPOPを見て感慨深げに語っていました。
東北土産売り上げナンバーワンですよ。
「ホームシックにならないよう買っておいたら?」と言いましたら、
「地元だからいつでも買えます」との返事。
7年前の小学生扱いしてゴメン。
わたくしはと言うと、レジ横にあった名産品を書いました。
老舗に弱いんですよね。
いったい「バスの添乗員席で、一生懸命ブツ撮りしているわたくしは何?」との疑念が頭をよぎりましたが、「今日はこれが業務なのです!」と心に言い聞かせました。
すると、バスに戻ってきた海津くんが「田中さん、ひとつどうですか?」と声をやさしくかけてくれました。「もちろんいただきます。ありがとう」
しっかり買ってるじゃないか!
奏良くん曰く、「食べると安心するんだよなあ」と。
二人で「地元のものが全国に知られるとうれしいよね」と語りあっていたので、ここに「ままどおる」のリンクを貼っておきますね。
http://www.sanmangoku.co.jp/Goods/mamadoru.html
明日のサントリーホールの本番前におまじないのように「ままどおる」を食べてね。バスはさらに2時間かけて、ついに埼玉県の蓮田サービスエリアへ。45分の休憩時間で各自ランチをとってもらいます。
たくさんの店が並ぶフードコートで気に止まったのは、地元の老舗でした。
先にホルンの三上くんが昨日同様注文をしていました。食べ物の趣味が似てるのか?!
わたくしのチョイスは、こちらでした。
宮城県の名産、金華鯖の味噌煮定食に白いごはんを100円足して、竹の子ご飯にしたもの。
目視による団員にとっての人気ナンバーワン店は、韓国料理「韓美膳」でした。わたくしもスンドゥブチゲと迷いました。
食べ物のことに気を取られすぎて、忘れていました今日の「主張の強い服を着ている人」パトロール。
春から社会人になる第3期生、ヴァイオリン岩崎乃彩さん(福島県出身)です。
「その鞄についている猫はなんですか?」
「これはエコバッグのケースになっているんです。」
当方、家の猫に7日間会っていないもので、
「猫が好きなんだ?」
「猫が苦手なんです。バイト先でもらいました」
「え、なんと!魔除けみたいなことかな。でも、今日の服装は全体的な配色を意識しているでしょ?」
「はい、意識しました」
「主張の強い服を着ている人」に認定です。
目をつむった写真になってしまい、ごめんなさい・・・。
もう一人、スターバックスに並んでいる「主張の強い服を着ている人」を見つけました。2度目ではありますが、郡山出身で今は東京の音大3年生のオーボエ関根慧くんです。
「そのペイズリー柄のシャツと帽子のコンセプトは何?」
「アウトドア少年です!」
音大生が真逆を狙う心意気を買って「主張の強い服を着ている人」です。
東京に入る前に渋滞にあいましたが、ついに高速道路を降りました。
日本武道館、皇居北の丸公園、靖国神社と両サイドで桜が開花で歓迎を受けているかのよう。車内は高揚感に包まれました。
ついに最終目的地の東京のホテルに到着。
リモート会議を控え、3号車担当は大塚さんにおまかせして自宅に戻りました。大塚さん、ありがとうございます。
ついに明日、東京公演本番です!