REPORT

2022.03.25

ツアー6日目は、仙台から福島へ。

ツアー6日目は、仙台から福島へ。

昨晩の仙台到着から夜から今朝にかけて何度も余震にあいました。震度1~2くらいではありますが、先週の地震の大きさがわかります。

ホテル1階エレベーター前では福島事務局の大塚真理さんが待ち構えていて、降りてくる団員からホテルのキーを残らず回収し、名前をチェックされています。ベテランの事務局ワークの安心感です。

3号車担当としては、ホテルの前に1台しかバスが付けられないため、他の歩行者のみなさんのご迷惑にならぬよう、道路側に一列に整列し、スピーディに荷物の積み込み&乗り込みの戦術で臨みます。

そして、スーツケースと楽器の積み込みへ。

左からホルン三上、トランペット冨澤三男、クラリネット丹野弟、パーカッション富沢次男へと流れるようなスーツケース・リレーのカルテットが誕生し、先日の積み下ろしとは倍速のような展開に。

大塚さんのプロ点呼で福島に向かって、早々に出発することができました。

東北自動車道路を南下していると、地震のための道路補修で片側通行止めの車線がところどころ。

ふと窓に眼をみやると、脱線した新幹線と復旧作業中の姿が見えました。

こういう偶然の目撃をラッキーと思って良いのか、複雑な気持ちになりました。

バスは途中、福島事務局竹田さんの家がある先週震度6だった国見サービンスエリアに停止。

三上くんが魅力的なコーナーにいました。

わたくしは「川俣シャモまん」をいただきました。

全般的に桃推し傾向が見られます。

金管の人たちは買い食いが好きなのか、レジ前で迷っているようです。

福島県出身の大学2年同級生、ホルン千田捺月さん、トロンボーン内藤茜さんは、牛タン系の宮城県寄りの選択にした模様。旅には異国情緒が大事ですよね。

片道規制の渋滞にはあったものの、約2時間弱で今日の宿、今回も活動を支援くださっているJA共済さん経営の飯坂温泉の摺上亭大鳥でお世話になります。

高速を飯坂出口で降りて間もなく、トロンボーンの福島県白河の海津くんが、「あ、東邦銀行がある! やっと福島に帰ってきた〜」と言ってました。そうですね、今回、岩手県、宮城県、福島県の団員の地元3県ツアーですからね。

今日は、こちら宴会場の鳳凰の間でランチ、午後は16時まで音出し、自主練習ができます。

今日のお弁当です。

ともにヴァイオリンの田口弟くんの左の竹田兄くんが、スマホを持って何やら話しています。竹田くんの持っているサングラスがBluetoothでつなぐイヤホンなんだそうです。
行きしのバスでバスで福島事務局竹田さんが試したという写真をLINEで送ってもらいました。

サングラスにマスク姿でも善良さがにじみ出る竹田さん。地震の被害でご自宅が大変なところスタッフ参加をありがとうございます。

すると、高校受験と合格発表のため2日間離脱していた、市川真名さんがお母さんと一緒に合流してくれました。

見事、地元郡山高校に合格したとのうれしい知らせ。おめでとう!

みんなが集まったところで、今日の「主張の強い服を着ている人」を探します。

この全体的に黒っぽい4人組に候補者を見つけました。

今年で卒業、卒団の冨澤次男のパーカッション拓己くん。「なんだハードロックカフェかと思いがちですが、

SAVE THE PLANET

地球を救おうです。スケールの大きさで「主張の強い服を着ている人」認定です。

さて、午後は疲れた人は休んでいいし、練習したい人は練習しても良いというフェルマータな時間です。
「休憩時間なのに休まず練習する人たち」撮れ高は豊漁でした。

当方、廊下で業務対応していました「お仕事をする大人たち」と田嶋キャプテンから送られてきました。

さて、練習に励む人たちがいる中、盛岡での乾燥による楽器の故障で練習できなかった人たちに朗報が届きました。福島事務局で楽器店ブリリアントを営まわれる渡辺豊さんが緊急対応でクラリネットの修理をしてくださいました。

左からリペアのご担当と中山優貴さん、蛭田恵梨沙さん、廣野匠香さんです。東京公演前に楽器が直ってよかった!

そして、夕食。
今日の宿泊でお世話になるJA共済さんはじめ支えていただいている方々への感謝の気持ちを込めて、全員で「いただきます!」のコール担当を田嶋キャプテンに指名してもらいました。

今年度の第7期メンバー、岩手県出身のヴァイオリン駒井心響さん、小学6年生です。

小学生には豪華、大量過ぎやしないかと逆に心配になるお食事をいただきました。ありがとうございます。

今回の本番直前合宿からのツアーでは、男子団員の少食加減に憂慮していたのですが、ここに来て猛者が現れました。

大学4年の同級生、ヴァイオリン伊藤拓也くんのお椀にトランペット冨澤三男の祥吾くんがご飯を盛り付けたようであります。
「残さずにたいせつに食べてよ!」と言うしかありませんね・・・。

そんなタイミングで苺がお皿に乗って出てきました。

宮城県気仙沼市出身のパーカッション三浦瑞穂さん(大学2年)のご実家で栽培されている苺の差し入れをいただきました。

とちおとめとあきおとめの品種について解説する瑞穂さん。
デザートタイムになって、あの山盛りご飯はどうなったかというと、

さらに別の場所では、たくさんいただけた苺を早食い対決してみたいという男子2名がいました。ま、男のやることは・・・。

今日の「主張の強い服を着ている人」とひと学年下のチェロの日比野慎くんが苺6個の早食い対決をするとのこと。

美味しくいただいた夕食も「こちそうさまでした!」コールの時間。

ともに第7期生ヴァイオリンの大田継美さん(宮城県出身、中1)とパーカッション鬼澤紘子さん(福島県出身、小6)です。

今年度は卒団する団員も多いのですが、こういうニュージェネレーションも入ってくれています。夕食コールの3人もびっくりするほど成長することを期待です。期待しなくても成長するよね。

わたくしはと言えば、ホテルのロビーに自分に似たモノを見つけました。

明日はついに東京に向けて移動します。

東京公演のサントリーホールにお越しのみなさま、どうぞご期待ください。