REPORT

2022.03.20

盛岡での直前合宿2日目午後のレポートです。

盛岡での直前合宿2日目午後のレポートです。

20日(日)の午後は、坂本龍一監督のTYOのための書き下ろし曲『いま時間が傾いて』の世界初演に向けた練習から、詩の朗読との共演パートへ。

東北新幹線の不通区間のため、本来なら吉永小百合さんがリハーサルに来られるはずだったのですが、東京公演の本番当日の合わせになり、急きょ引率の先生が岩手公演のんさん、そして吉永さんの代役を務めることになりました。

坂本監督からのアドバイスをもとに栁澤さんと打ち合わせ。
映画『母と暮らせば』のサウンドトラックからの2曲と『still life』の坂本監督の楽曲に合わせて詩の朗読を行います。
これまで4回の定期演奏会で吉永小百合さんの朗読をお聴きしていたのですが、やはり難しかったです。

ニヤニヤとこちらを見る団員の前で、一生懸命に擬きをやってみましたが、柳澤さん、団員の練習になったなら幸いでございます。

こちら休憩時間に「主張の強い服を着ている人」を撮影(シリーズ化するかも)。今期第7期から入団したコントラバス菅野椿さん(福島の高校三年生)です。

こちらカウントダウンのホワイトボード。

休団中の藤田サーレムくん、OBのダンディー阿部くんに、なぜかわたくし。
「三人とも描きやすいからじゃないですか?」とは東京事務局岡田さんのご意見。そうなんですね。

こちらは休憩時間も練習する人たち。

開演前のロビーコンサートを今回はステージで行うのですが、その楽曲を練習中でした。

夕方、日本全国からの「つながる合唱団」の24名が到着されました。練習会場に入る前に抗原検査を受けていただいているところ、たいへんな合唱の取りまとめ役の平子英子さんが引率で最後に登場。カメラを向けるとポーズを取ってくださいました。


全地域の合唱指導にあたってくださった木場義則さんが正面に座られ、平子さんによるオリエンテーションです。

続いて全員の自己紹介となりました。北海道胆振地方の白老町や震度7の熊本益城町から参加された方。コロナの禍の2年間でこの「つながる合唱団」の仲間が亡くなってしまったという愛媛の方。ウクライナへの想いを語る方。岡山から大阪伊丹空港から青森空港、青森駅から新幹線で到着した方。

この宮城県栗原市からご参加の方は、まだ地域の断水が続いているとのお話しでしたが、ご自身4回目の震度6体験にも負けずに来ましたとのこと。その右隣は「おひさしぶりです」と声をかけてくれた、東北ユースオーケストラ OGのオーボエ鳥居紗季さんは岩手県宮古市からの参加。今回はお母様との母娘合唱参加です。その右は、現団員の田口陽大くん、優葵さんのお母様の真佐美さん。
東北ユースオーケストラ のファミリー感が強まっております。

こちらはカロリーを求める人たちの列です。

今晩は和風なまとまりですね。

すると「田中さん」と声をかけてくれる人が。

2年前に取材でお会いした熊本からの芹口桃華さんでした。当時、高校3年生でオーストラリアに留学すると聞いていたのですが、コロナの影響で入学したものの授業はリモートなのだそう。「リモート留学」だからこそ今回の公演に参加できたのですね。

休憩時間に「ヴァイオリンの表面がバキっと音がして破れました」と大学4年生の橋本結さんが言ってきました。3年前も同じ盛岡市民文化ホールでの直前合宿で乾燥のため弦楽器が損傷したこともあり、今回は事前に保湿剤の利用推奨とステージ上での濡れタオル、定期的な霧吹きで対策していたのですが・・・。

お世話になっているキョードー東北の石垣さんに相談です。今日は日曜日で明日も祝日だから、普通にいくと本番当日の火曜日しか診てもらえないかも。

さっそく「つながる合唱団」の地元の田口さん母にも相談する岡田さん。
結局、明日の10時にリペア工房で診断してもらえることになりました。まずはうまく修繕できることを願うしかないですね。

今日の練習が終わって、注意事項と明日の確認です。

ホテル行きのバスが出て行っても練習する音が聴こえました。

こちらロビーコンサートに向けた郡山仲良しクインテットでした。
遠いホテルまで電車に乗って自力で帰るそうです。

そろそろ疲れが出てくると思うので、団員のみなさん今晩はしっかり寝て、練習のステージの上では寝ないでね(寝ながら演奏できたらそれでもいいけど)。

おつかれさまでした!