【合唱】各地での練習が始まっています
3月の演奏会に向け、東北ユースの団員達も更に練習に力を入れているところですが、“合唱”の練習も昨年12月から各地で開始しています。
2011年以降に発生した自然災害の被災地のうち、今回は下記の10道府県から合唱参加者を募集しました。
「2011年東日本大震災」:福島県、宮城県、岩手県
「2016年熊本地震災害」:熊本県
「2017年7月九州北部豪雨災害」:福岡県、大分県
「2018年7月西日本豪雨災害」:岡山県、広島県、愛媛県
「2018年北海道胆振東部地震災害」:北海道胆振地方(室蘭市 /苫小牧市 / 登別市 / 伊達市 / 豊浦町 / 洞爺湖町 / 壮瞥町 / 白老町 / 安平町 / 厚真町 / むかわ町)
たくさんご応募を頂き、誠にありがとうございました。
選考を通過した皆さんで月2回ほど各道県で練習を重ねていき、本番の直前合宿で初めて全国の合唱参加者が集うことになります。
今回は、初心者も経験者も混ざっての合唱団となります。
各県の合唱指導者の先生にご協力頂きながら、まずは発声の練習やドイツ語歌詞の読み方など、基本的な部分から練習を始めています。
各地の練習には、指揮者の栁澤先生も指導に回られています。
Freude, schöner Götterfunken, Tochter aus Elysium,
(喜びよ、神々の美しい火花よ、楽園の世界の娘たちよ、)
Wir betreten feuertrunken, Himmlische, dein Heiligtum!
(炎に導かれ、私たちは足を踏み入れる。天国へ、聖なる地へと。)
Deine Zauber binden wieder, Was die Mode streng geteilt
(神の魔法を以って再び融合するのだ、時の流れが厳しく分け隔てていたものを。)
Alle Menschen werden Brüder, Wo dein sanfter Flügel weilt.
(全ての人間は兄弟となるのだ、神々が優しい翼を休めるその場所で。)
上記は「第九」の歌詞の一部です。(※対訳は一例です)
「3.11以降も日本各地で生じた大きな自然災害を受けた各地をつなぐ企画ができないか。同じ日本列島に住む、自然による苦難を受けた者同士が集い、未来への希望を奏で、歌うことができたら、何らかの励ましになるのではないか。」
そういった意図で、今回の合唱参加者を募りました。
演奏会では"歌詞"の意味にも思いを込めて音楽を届けられたらと思います。
オーケストラのメンバーも合唱団の皆さんと一緒に演奏することを楽しみにしています。
3月の公演に向け、頑張って練習していきましょう!