REPORT

2018.09.03

9月の第4回合同練習会のレポートです。

9月の第4回合同練習会のレポートです。


「急に秋になった」という福島市の曇天の下、9月2日(日)に第4回合同練習会を行いました。実演の練習に入る前に、まずは有志演奏係の冨澤悠太くん(いわき市出身、チューバ担当、大学4年生)から有志演奏会の目的や原則についての説明です

これまでの活動履歴と今後の直近の活動予定のスライドです。

すべて団員が自主的に自分たちで演奏先との交渉や調整、予算管理、実施を行なっています。

この活動を実現するためのクラウドファンディングについて、続いて横に控えていた橋本果林さん(いわき市出身、コントラバス担当、大学3年生)と荒川唯さん(白河市出身、チェロ担当、高校3年生)が、小芝居を交えながら説明してくれました。
そして、スライドを練習するホールにアナログ掲示。

今年度のクラウドファンディングは、来年3月の演奏会を成功させるための目的達成支援型と、団員の身近なご親族や関係者から毎月定額の支援をいただくサポーター型の二本立てになりそうです。近々告知できると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

続いては、各パートごとに分かれて、先々週に行なった長野県北志賀高原での夏合宿の参加者が、不参加団員に情報共有する会となりました。せっかく教えていただいたことも合奏する全員に行き渡らないと成果が全体に行き渡りません。

こちらはチェロパートでしょうか。みんな楽譜にしっかり書き込んでいますね。

こちらは第2ヴァイオリン。小中学生が多いので、大学4年生の畠山茜さんの学習中のような様相になっておりました。

どれどれと覗き込むと、

みんな忠実に楽譜に注意事項を書き込んでくれています。

40分ほどの夏合宿振り返りを行なった後、待機していただいていた指揮の栁澤寿男さんがようやく登場。

しかし、まずはブラームスの交響曲第2番の第4楽章を福島事務局の竹田学さんに振ってもらって、自分はみんながどれくらい弾けているかをチェックしたいとのこと。

こちらコントラバスは総勢9名が全員参加です。

栁澤さんが近寄って眼と耳でチェック!

それでは、と。チェロだけがホールに残り、第2楽章のパートの練習を行うことになりました。

他の団員はいったん休憩です。

こちらの人だかりの視線の先の新聞紙には。

坂本龍一監督でした。ちょうどわたくしが福島に向かう東北新幹線で日経朝刊を読んでいましたら、カラー2ページに及ぶ特集記事を発見したのでした。

その横では、奇妙なポーズを取っている、キャプテンの磯貝雛子さんが。

ギリシャ神話をモチーフにした彫刻のようなポージングが流行っているのかなと思ったら、差し入れをくれた卒団生、曽根瑞貴さんにお礼の写真を送るのだそうです。口の開け方がいいですね。曽根さん、ありがとうございました。

その横には福島市の中学2年生の赤間奏良くんが東京ディズニーランドでのお土産を置いてくれていました。

なんでも友達とバスに乗って東京ディズニーランドに日帰りしたのだとか。そしてお小遣いでみんなに差し入れ。中2ともなると、やることがもう大人です。ありがとう!

この日の昼は夏合宿に行った人も行っていない人も関係なく、仲良く話せるようにと、ひさびさに誕生月ごとにランチとし、事務局も混ざってみました。

まずはわたくしも該当する1月生まれに2月生まれも合流。

こちらは3月生まれですね。事務局の岡田直美さんは思いきり視線を外しています。

福島事務局の大塚真理さんもいらっしゃる4月生まれ。

こちらは5月生まれグループ。

団員ごとに手指のサインが異なる6月と7月生まれ。

栁澤さん、竹田さんの指揮コンビも含まれる8月生まれ。

確かに9は難しいな、9月生まれの人たち。

こちらは10月。

そして、11月、12月生まれ組。

みんな、初めてしゃべった人も多かったようで、またこのようなシャッフルの機会をつくりたいと思います。

さて昼休み明けで合奏の練習の開始です。

コントラバスに懐かしい人影が。

今年の4月に卒団してJAみやぎ亘理に就職した曽我ひかるさんでした。

「ブラームスを聴きに来ました」とのこと。「今年は進みが早いのでびっくりした」とのことですが、演奏曲は他にもありますから、まだまだこれからです。特にこの日も栁澤さんは「音色、音質にこだわっていきたい」と何度となく強調されていました。東北ユースオーケストラならではのブラ2に向けての道のりは長いです。

しっかりみっちり合奏の練習を終えて、磯貝キャプテンを中心に各パートや各係のリーダーが集まりました。

あらためてクラウドファンディング係の橋本さんからみんなに協力のお願いです。

後片付けが終わった福島民報ホールで、見学に来ていた曽我さんの差し入れの御礼にと、前キャプテン畠山茜さんが駆け寄っていました。畠山さん、来年の春にJA共済宮城県連への就職が決まり、曽我さんがTYOの先輩だけでなく、JAグループの先輩にもなることに。

申し合わせたように似た服装なので驚きました。ともかく内定おめでとう。過去実績からも東北ユースオーケストラ団員は就活に強い、と言えるのではないでしょうか。

約2か月ぶりの合同練習会は充実した内容になったと思います。この日は7月の合同練習会で読みあげた今期についての坂本監督のメッセージを紙で出力して渡しました。自分のパートだけではなく、楽曲の全体の構造を理解して演奏して欲しいとの想いから、次回の演奏曲ブラームスの交響曲第2番は選ばれました。団員のみなさんは、パート譜だけをなぞるのでなく、総譜(フルスコア)も読んでくださいね。

引き続き東北ユースオーケストラへのご支援をよろしくお願いいたします。