REPORT

2018.03.27

バドミントンS/JリーグTOP4トーナメント決勝戦オープニングアクトに出演しました。

バドミントンS/JリーグTOP4トーナメント決勝戦オープニングアクトに出演しました。


今年の東北ユースオーケストラの演奏会の東京公演と仙台公演の谷間である、25日(日)にゼビオアリーナ仙台で開催されたバドミントンの日本一のチームを決める、TOP4トーナメントの決勝戦でのオープニングアクトで演奏しました。

なぜバドミントンとオーケストラなのか?体育会系と文化系はいかに融合するのか。そんな素朴な疑問を抱きながら、朝の7時半に集合です。

一番乗りは何と指揮の栁澤寿男さん、続いて仙台市の近くに住む中学一年生、福澄茉音がトロンボーンを下げて、そして地元のコンミス千葉はづきさんです。

福島からのバスも到着して、今日は70名を超えるメンバーでの演奏となります。会場のゼビオアリーナに入ると、団員たちから歓声が上がるとともに、みんなスマホを取り出しました。

なんと場内のセンタービジョンに。

東北ユースオーケストラのロゴ!

さらに我々の気分を上げる配慮か、コートを取り囲む360度のリボンビジョンにも。

TYOロゴを会場中に表示させての歓迎ぶりをみんなで記録!

31日の仙台公演で就職によりTYOを卒団する曽根瑞貴さん(左)とともに写真を撮っていた同じホルンの佐藤咲良さんからデータをもらいました。

撮影してくれた佐藤咲良さん、こんな感想も送ってくれました。

「スポーツの大会の前座として演奏する機会があるなんて、プロのような体験でした。父がとなりのフットサル場で仕事して居たことがあり、ゼビオアリーナでの試合も沢山見て居たので、今日はとてもいい思い出になりました。」

確かにプロでもこんな機会はなかなかありませんね。本番まで約2時間半前の8時からリハーサルのスタートです。

TYOのロゴに取り囲まれて、アリーナ特有の音の反響に戸惑いまながらも栁澤寿男さんによる入念なチェックが続きます。

ここで大会アンバサダーの池田信太郎さんからご挨拶をいただきました。池田さんは言わずと知れたオリンピアンで、2007年日本男子初の世界選手権メダリスト、このTOP4トーナメントの大会アンバサダーです。

「この東北ユースオーケストラの演奏が実現してうれしい。東北ユースオーケストラの活動に感動して、大会の開催地が仙台に決まった時から、ぜひともファイナルの場に呼びたい」と思われたそうなんです。

池田信太郎さんの熱い激励には感銘いたしました。こんな素敵な機会をいただき、どうもありがとうございました。

会場全体の中でTYOはどこで演奏するかと言うと、こんな感じでした。

コートのすぐ隣です。こうして引いて眺めると、バドミントンコートとオーケストラの組み合わせもなかなか乙で味わい深いことであるよと俳句の一句でも詠みたくなりますね。

せっかくの場でのリハーサルなので、360度で撮影してみました。

以上、アナログな360度撮影でした。

おそらく池田信太郎さんはじめバドミントン界の先進的な方々の努力でしょう。こんな席がコートのすぐ隣にありました。

ロイヤルボックス席です。4名掛けのボックス席。なんと食事とドリンクのサービス付きで6万円です。

さらにはコートのエンドラインのTYOロゴが表示されたデジタルサイネージの後ろの席はエキサイティングシート(1万円)と設定されていました。

シャトル(羽根)だけでなく、選手の汗まで飛んできそうな迫力満点の席だなあと感心するとともに、

やはり東北ユースオーケストラのロゴは、こんなデジタルサインの表示にも映える、よく出来たロゴだなあと、TYOの美術教師、デザイナーの長嶋りかこさんに感心するのでありました。

さて練習が終わって本番までの約1時間半。

われわれの控え室は、建物の裏手。

こちら。

ザ・大部屋でした。

この合間に練習する人もいれば、

早朝からの稼働で小腹が空いた人もいます。

左のオーボエの関根慧くん、郡山から朝の3時半起きで新幹線にも乗らず来てくれました。高校2年と言えば、食べ盛りですよ。真ん中の岩手県北上市出身のクラリネット木戸口夏海さん、右の仙台市出身のヴァイオリンの日比野愛さんと揃って、「もちフランク」なるローカルな逸品を賞味。東北ユースオーケストラで出会った3県の出身者が地元B級グルメに舌鼓を打つ、いかにもな一コマでした。

全員ステージ衣装に着替えて、いよいよ本番です。

団員に混じって懐かしい顔が!

第1期のキャプテン長谷川桃さん(現在は宮城県の中学校で音楽教師)が、たまたま会場至近のシネコンに映画を観に行くというので応援に立ち寄ってくれました。鼓系であるパーカッション担当の地元の浅野海輝(あさのみく)さんと再会の記念撮影。今気づいたのですが、浅野さんのお名前、今年の演目ドビュッシーの『海』にはぴったりですね。

こちらはカメラを向けると、必ずひょうきんポーズで応えてくれるとわかってきた第3期からのメンバー、ホルンの田嶋詩織さん。

いざ出陣です。

チェロケースが目立ちます。

バックヤードには、このゼビオアリーナ仙台でプレイした世界の伝説的アスリートの記念品が展示されていました。

羽生結弦さんのサインやNBAのレジェンドの品々。

この数々の名勝負を生んで来たアリーナで演奏です。

いざ。

演奏する2曲では降り番の地元の大学生、トラッペットのトップ中村祐登くんも手伝いと応援に駆けつけてくれました。

センタービジョンのライブ映像が目をひきます。

この日の『Three TOHOKU Songs』の演奏をアップしてみました。

https://youtu.be/i33ojXTG0bU

https://youtu.be/i33ojXTG0bU

他のTYOの演奏動画もぜひご覧ください。

演奏を終えて、決勝戦出場チームの日本ユニシスの3選手と記念撮影。

左から中西貴映選手、世界一を極めた奥原希望選手(リオオリンピックのシングルス銅メダリスト)、海老原詩織選手です。

運営サイドからオフィシャル写真をいただいたら追加でアップしますね・・・。

ともあれ大きな拍手を受けて、決勝戦の始まるアリーナを出ました。

充実した表情の右から指揮の栁澤寿男さん、コントラバスの二人、看護師の卵の渡邉晴香さんとパートリーダーの吉田飛鳥くん。

アリーナの中では女子の決勝戦、日本ユニシスと再春館製薬所の第一試合が始まっていました。

日本ユニシス星千智、東野有紗ペアVS福島由紀、廣田彩花ペア。想像以上のスピードもさることながら、ラケットがシャトルを打つ響きが心地よく、これが世界水準の音かと感心いたしました。

第2試合はシングルス戦で、日本ユニシス髙橋沙也加選手VS再春館製薬所山口茜選手。山口選手、強いなあと思ったら、ヨネックスオープン最年少優勝の経歴に、現在は世界ランキング2位!団員も息を飲んで世界最高水準のアスリートの対決を見つめました。

こちらは東北ユースオーケストラの茜キャプテン。

第2期、第3期とキャプテンを務めてくれた畠山茜さんが第1期のキャプテンと。

福島組のバスが13時に出るので、地元仙台組が見送りに来てくれました。

さて、週末の31日の土曜日は仙台公演です。東北ユースオーケストラ第3期の締めくくりとなる演奏会になります。

東京公演を超えるいい演奏で、仙台の会場にお越しいただいたみなさんから盛大な拍手と歓声をいただけますよう。