REPORT

2026.07.12

第12期キックオフ!

 7月5日、東北ユースオーケストラは第12期のキックオフを迎えました!新たに25名の新入団員を加え総勢92名でのスタートとなりました。3月の定期演奏会以来、団員が顔を合わせるのは約3か月ぶり。久しぶりに会った団員と少し緊張感はありつつも、長い間会えていなかったことを感じさせないくらい笑顔で話す姿がたくさん見られました。

 

午前中はオリエンテーションと顔合わせを行いました。事務局長の田中宏和さんから今期の活動に関する説明や事務局の方々の紹介がありました。新入団員にとっては東北ユースオーケストラを知る時間、継続団員にとっては日頃支えていただいている方々の存在を改めて実感する機会となりました。今期からは第11期でもご指導いただいた、一般社団法人 Music Force の皆さんに本格的にご指導いただけることになり、団員の緊張感とやる気が一段と上がりました。そして、Music Force の理事長及び今期の演奏会の指揮者でもある、「マロさん」こと篠崎史紀さんご本人から貴重なお話をいただきました。音楽というものについて、坂本監督との交流、東北ユースオーケストラの意義などについてお話ししてくださいました。特に、「東北ユースには坂本監督の曲を演奏し後世に遺していく使命がある」とおっしゃっており、団員の意識が高まりました。

 午前中の後半はいよいよ新しく仲間になった25名との顔合わせです。継続団員、新入団員の全員が自己紹介と意気込みを発表しました。継続団員からは、「もっと有志演奏に参加したい」、「係の仕事を頑張りたい」、「もっとみんなと仲良くなりたい」といった声が多く寄せられました。新入団員からは、「楽しみではあるが緊張している」という声が多く寄せられました。約90名のひとりひとりの自己紹介を、マロさんは最後まで笑顔で見守ってくださいました。

 

 ここで、新入団員の2人から意気込みが届いております。熱い想いを紹介します!


「オーケストラで演奏することに強い憧れを抱いていたので、東北ユースの一員としてこれから演奏できることを、すごく嬉しく感じています。憧れのあまり最初は緊張でバクバクでしたが、先輩方があたたかく迎えてくださり前向きな気持ちでスタートを切ることができました。

 初めての合奏では、空間全体を満たす圧倒的なサウンドに心が震えました。憧れていた音楽をこれからみんなで創っていけるんだという事実に、期待と喜びでいっぱいです。東北ユースの美しい音楽に貢献できるよう、日々の努力を惜しまず全力で演奏に向き合っていこうと思います。」 

                          トロンボーン 星野 楓花さん

「東北ユースオーケストラで頑張っていきたいことは、たくさんの人と関わり、一緒に音楽を創ることです。実際に演奏したとき、そのレベルの高さに圧倒されました。自分の音を自由自在に表現しながら楽しそうに演奏している団員の姿を見たとき、憧れや希望を持ちました。」

                           オーボエ  横山 朱理さん


オリエンテーションの後はお昼休憩です。パートごとに昼食をとりました。お互いのことを知る良い機会となりました。

 昼食を食べてエネルギーをチャージし終えると、さっそくマロさんに指揮を振っていただき合奏です。頼もしい先輩方が卒団し新体制になって初めての音出し。記念すべき一曲目は、演奏会でかならず演奏している東北ユースオーケストラの代名詞「Etude」を練習しました。みんなで手拍子をしながら演奏していると、楽しかった3月の演奏会が思い出されると同時に、いよいよ第12期が始まったのだという実感がわきました。今期の演奏会では、長年指揮者を務めてくださった栁澤寿男さんと東北ユースオーケストラの団員が築き上げてきた伝統を受け継ぎつつ、マロさんの指揮のもとでまた一味違った「Etude」をお届けできるのではないかと思います。

次は「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲を練習しました。楽譜を配られた直後で、まさに初見状態での合奏です。壮大なイントロから始まり、中盤にはリズムが難しい部分や連符も出てくるので、みんな楽譜を追うことに精一杯の演奏でした。なんとか最後まで止まらずに演奏することができ、最初に戻ってマロさんから部分ごとにご指導をいただきました。ここから練習を重ね、この壮大な明るいハーモニーを作り上げていきたいです。

 

 最後に「白鳥の湖」を練習しました。今期の演奏会では、マロさんのご意見をもとに、物語に沿った抜粋版を演奏する予定です。あの有名なオーボエのメロディをはじめ、トランペットやヴァイオリン、チェロなどにもソロがあります。さまざまな地域の音楽が含まれているということで、「戦争や紛争が終わらない今の時代にこそ演奏する意義がある」とマロさんがおっしゃっていたのが非常に印象的でした。改めて音楽でしか果たせない役割を考えさせられました。第1期でも演奏したチャイコフスキーの名曲を演奏できる貴重な機会なので、バレエの情景が伝わるように練習を頑張っていきます。 

 今回は第12期第1回目の練習の様子についてお伝えしました。マロさんと新入団員を迎え、新しくパワーアップした東北ユースオーケストラにご期待ください。これから来年3月の演奏会に向けて邁進していきますので、私たちをあたたかく見守っていただければ幸いです。

ヴィオラ 粕谷