【有志演奏】音楽とアートクラフトフェスティバル@ふくしん夢の音楽堂 レポート
【有志演奏】音楽とアートクラフトフェスティバル@ふくしん夢の音楽堂 レポート
10月22日、9月末の【せんくら】に続いて、【手作りマルシェ 音楽とアートクラフトフェスティバル】にて演奏させていただきました。
今回は前回からの日数が少ないことや、練習時間の関係で再び【せんくら】メンバーが演奏することになりました。
Vn. 鈴木南美さん
Va. 長沼由莉さん
Vc. 高橋季さん
Hr. 田嶋詩織さん
Hr. 菊野奏良
Fl. 石川慧花さん
Fl. 坂本彩雲さん
Pf / Perc. 三浦瑞穂さん
【せんくら】を共に乗り越えた仲間感を少々感じているのは私だけでしょうか。なんとなくこのメンバーのアンサンブルにデフォルト味を覚えています。
会場はふくしん夢の音楽堂、大ホール。福島市が日本に誇るホールです。というのも、今回演奏させていただく大ホールは、空席時の残響時間が約3秒間という日本でも随一の音響をもつホールなのです。
リハーサルは同じく音楽堂の小ホールで。ホールでの本番は久々です。
ホールは響きが豊かな反面、タイミングを合わせたり、楽器ごとの音量バランスを調整したりといったことがより難しくなるので、打ち合わせにも力が入ります。
演奏曲目は【せんくら】で演奏した曲に加えて、ここ福島県を舞台にした大河ドラマ『八重の桜』よりメインテーマです。こちらも坂本龍一監督の作品。
頂いた時間に対して演奏時間が短すぎた、という前回の反省から、急遽追加しての演奏になりました。練習時間が10月の1度きりしか取れなかったにも関わらず追加で一曲仕上げることができる【せんくら】メンバー!一緒に演奏していてとても心強いです。
だいぶ長めに取ったリハーサル時間もあっという間に過ぎ去り、いよいよ本番です。最初は「戦メリ」こと『戦場のメリークリスマス』。
冒頭のピアノは何度聴いても心打たれますね。実はこれもリハーサル中に瑞穂さんにお願いして、より原曲に近い音で演奏してもらいました。本番直前でも対応する力、さすがです。
MCを挟んで(今回も彩雲さんと南美さんがMCを担当してくれました。)
2曲目は『Aqua』です。シンプルなメロディーが繰り返されるこの曲ですが、和音を合わせるのに毎度一苦労します。随所に坂本龍一監督のエッセンスが感じられる一曲です。
3曲目が、追加した『八重の桜』。和風さを彷彿とさせる響きと、尺八や龍笛(どちらも和楽器で、縦笛と横笛)を模したフルートの音が痺れますね。
福島県の会津地方が舞台の大河ドラマということで、お客さんの中にも聞き覚えがあるという方が多かったのではないかな、と思います。
最後に『Behind the Mask』です。しっとりめの前3曲とはうってかわって、テクノポップとクラシックを融合したリズミカルなメロディーを音楽堂に響かせて、演奏は終了です。
今回も無事、演奏をやり遂げることができました!演奏メンバーの皆さん、お疲れ様でした。
無事に演奏を終えて。今回は、いままでの有志演奏の中でも少し毛色の違う、ホールでのアンサンブル演奏という貴重な機会をいただきました。
また、福島市での有志演奏は9期にして初めてになります。
今後TYOでは、このようにまだ訪問したことのない街に伺って演奏をお届けし、わたしたちの存在をもっと身近に感じていただきたいと思っています。
(ホルンパート 菊野奏良)