8月26日、第9期2回目となる合同練習会を福島民報ホールで実施しました。
8月26日、第9期2回目となる合同練習会を福島民報ホールで実施しました。
午前中は普段の練習会とは違い、楽器を手放して行う企画を行いました。
その企画に入る前に、まずは各係のチーフとパートリーダーの自己紹介。
今回の練習から参加をするOB・OGの自己紹介。
3月の演奏会は坂本龍一監督の追悼公演ということで、卒団生の希望者も演奏会に参加することになっています。
そしてレクリエーションを兼ねた「東北ユースオーケストラの今後を考える」ワークショップを行いました。
このワークショップは、新キャプテンのトロンボーンパート海津洸太君や、ホルンパート菊野奏良君が発案し中心となって進行してくれました。
「コロナ禍以降は夏合宿の実施なども無くなり、練習以外での団員同士の交流機会が減ってしまった。」「最近入団した団員は、TYOの趣旨について考える機会も今まであまりなかった…」などの意見が団員の中からも挙がっていたことを受け、改めて団員同士で意見を交換する機会を設けることになりました。
まずは写真を見ながら、これまでの東北ユースオーケストラの活動を振り返り。
「東北ユースってどういうもの?」というお題に対して、アンケートフォームにその場で入力してもらい、書かれた意見をリアルタイムでスクリーンに表示してみんなで確認。
そこから、「東北ユースオーケストラの理念」について、改めて団員みんなで考えてみようというお題に。
「音楽を通じた被災地の心の復興」「震災の記憶と教訓を伝える」「世界に通用する音楽科の育成・輩出を支援する」という趣旨を持つ東北ユースオーケストラですが、9期を迎えた今、自分たちでこの趣旨について見直し、意見を出し合おうという目的でグループに分かれてディスカッションを行いました。
8つのグループに分かれ、団員や指揮者の栁澤さん、事務局メンバーも混ざって意見交換。
「きのこの山 vs たけのこの里 どっち派?」「どこでもドア vs タイムマシーン どっちが欲しい?」というアイスブレイクのお題も挟みながら、「東北ユースオーケストラの目的」と「活動内容のアイデア」をチームごとに話し合いました。
引率係としては、Jamboard(デジタルホワイトボード)を難なく使いこなしながら意見をまとめていく団員達を見て、若者世代のデジタルリテラシーの高さを改めて感じました…。
2時間のワークショップが終了。活動の目的や意義について改めて考えながら、団員同士の交流も生まれた良い機会となりました。
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そして一般社団法人東北ユースオーケストラの前理事であり長年TYOを支えてくださっている、民報印刷の荒木英幸さんも練習会に来てくださり、激励の言葉を頂きました。
8月26日の福島民報で、東北ユースオーケストラの取材記事も掲載頂いています。
長年ご支援くださっているJA共済連福島さんから、お茶の差し入れも頂きました。連日の猛暑で練習中も水分補給が欠かせない中、大変ありがたいプレゼントです。
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お昼休憩を挟んで、午後は3月の演奏会に向けた練習です。
午後は、来年3月の演奏会で初めて取り組む、
坂本龍一監督の作曲作品、
『El Mar Mediterrani』(地中海のテーマ)を
みんなで聴くことからはじめました。
1992年のバルセロナ・オリンピックでの開会式、セレモニーのクライマックスとなった曲です。
楽譜を配ったばかりの初見になりましたが、
まずは全員で合奏してみましょうとなりました。
今期は卒団したOBOGでも来年の3月の定期演奏会まで活動を続けられる希望者は、大歓迎としています。
懐かしい顔がところどころに混じる合奏練習になり、
演奏会に向けて第9期が動き出した充実の1日となりました。
みなさん、暑い日が続きますが、練習に励んで来月の合同練習会に臨んでくださいね。
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