REPORT

2018.05.21

2018年度の第一回合同練習会のレポートです。

2018年度の第一回合同練習会のレポートです。

5月19日の土曜日(友引)に今年度の第一回合同練習会を行いました。前日は29度の東京から移動し、夜の福島市は雨でしかも3月並みと言われる冷え込みのため、しおれそうな天候でしたが、おかげさまで一転晴れました。

新緑におおわれた練習会場の福島民報社ビルに楽器を担いだ団員達が歩道橋の上をすたすたと向かっています。

この第四期は3月の演奏会から1ヶ月だけ置いての5月からスタートとなりました。これまでは毎年7月の説明会からのはじまりでしたから、今期は気合が入っております。

まずは東北ユースオーケストラの第四期の活動についてお話しをしました。新しく入団するメンバーの保護者の方々も何名かお越しになりました。決して怪しい団体ではないことをご理解いただくために、まずは事務局の自己紹介から。

トップバッターとしてのわたくしは某広告代理店勤務でありながら、もう一つの顔である一般社団法人田中宏和の会の代表理事としての、田中宏和運動ネタなどを混じえて、笑いを取り、場を温める係です。

事務局自己紹介で最も注目を集めたのは、長年福島テレビの社員としてFTVジュニアオーケストラの事務局を務めて来られ、今は東北ユースオーケストラの母、大塚真理さんの1ヶ月での変身ぶりでした。

ヘアスタイルだけでなく、ファッションスタイルも攻め気味でした。

事務局紹介に続き、「石の上にも3年」と、石に座った猿をスクリーンに投影しながらお話ししました。目の前に座っていた小・中学生団員に「石の上にも3年って知ってる?」と聞いても恥ずかしがって答えてくれませんでしたけれども、これまで「いつまでもあると思うなTYO」と団員に何度となく言い放ったこともありながら、運営サイドとしては心身労力をかけて何とか3年間続けられたという感慨があります。

第四期は「原点を見直そう。」と言いました。311直後の学校の楽器修復プロジェクト「こどもの音楽再生基金」を継承するかたちで、2013年のルツェルンフェススティバルの復興支援プロジェクトARKNOVAをきっかけに発足した東北ユースオーケストラの成り立ちを話しながら、ちびっこ団員には理解が難しいかと思いながらも東北ユースオーケストラの理念を語りました。

このオーケストラは、

311から生まれた縁であり、

つねにオープンな組織である。311を体験した人にとって「機会平等」である、と言いました。

この3月の演奏会が終わって、団員に反省点や改善点、今後の活動に望むこと、次に演奏したい曲などの意見を募りました。その中で、匿名の意見として、入団にあたってはオーディションをするべきというリクエストを受けました。この意見には事務局一同、正直がっかりしたのです。坂本龍一監督はじめ運営サイドの意志がまったく伝わっていないなと。

だからあえて厳しいことを言いました。以前から「来るものは拒まず、去るものは追わず。」と言っていたのですが、今年は一行加えました。

東北ユースオーケストラは演奏の技量で入団の選別をしません。むしろ、福島事務局を置かせていただいている楽器店ブリリアントの経営者である渡辺豊さんが取り組まれている未来ふくしま芸術創造アカデミーでの楽器を触ったことすらないような子供たちに音楽演奏への扉を開く試みに連携して、今年の東北ユースオーケストラの合同練習会のどこかのタイミングで、オープンキャンパスのような、はじめての楽器体験ができる日をつくろうと前日に話し合っていたのでした。

志が違う人には去っていただいて、団員が半分になっても、一人になっても、必要とされているのなら続けるのが東北ユースオーケストラだと、あらためて宣言しておきます。

そんな戦闘的な気構えで今年度を迎えようとしていた先週。この3月で卒団し、4月から望みが叶って北海道の誰もが知る会社に就職した、服部未来子さんから連絡が来ました。今年度のキックオフにあたって団員に差し入れを贈ってくれるというのです。せっかくだからメッセージも送ってと返したら、長文のメッセージが戻って来ました。

あまりに長かったので、団員にも「服部さんからメッセージが来たんですが、相変わらず熱過ぎて、しかも長かった」と言ったら、それだけで笑いが起きていました。

まずは札幌での研修で4キロ痩せたという服部さんの狙いを感じる写真を映し出しながら、

いただいたメッセージを抜粋して紹介します。

東北ユースオーケストラの団員の皆様、北海道からこんにちは!そして、お久しぶりです。(新規の方は、はじめまして!)

東北ユースオーケストラのOBOG会会長の服部未来子といいます。

まずは、第4期の活動開始、本当におめでとうございます。そして、4期の活動のために各地から集まってくれたことに関して、本当にありがとうございます。特に、新規団員の皆様、よくぞ勇気を持って一歩踏み出す決断をしてくれました。

TYOと私の関わりについてお話しします。2014年夏、大学2年生の時に一般社団法人TYOの1期立ち上げに参加し、そこからヴィオラを始めました。演奏に関しましては、1期・2期とヴィオラのパートリーダー兼首席を経験させていただきまして、また、演奏以外では高校卒業以上の皆さんでR18会というものを組織し、練習以外の時間で交流会を開いたりしていました。未だに卒業した団員や現役の団員と遊んだりしますが、本当に楽しいですね。

TYOは、近年稀にみるぶっとびオーケストラです。ありえないようなことを実現しちゃう、エンターテインメントなオーケストラです。坂本龍一監督が床に寝そべって集合写真に写っちゃうオーケストラなんて、世界中探してもここしかありません(笑)。3年間を振り返ってみると、面白いし、しんどいし、滅茶苦茶だし、けどなんかクセになる病みつきオーケストラだったなぁと思います。私はTYOの存在があったからこそ充実した音楽ライフを送ることができたので、この感謝の気持ちをどうにか返し続けていきたいなと考えております。TYOが存在し続ける限りは、私をはじめOBOGのみんなでTYOの活動を応援し続ける所存です。だからこそ、団員の皆様には自分のできることを最大限にやって、やり切って、6月の有志演奏会や3/30・31の演奏会などのあらゆる機会を利用して、または機会や活動を自分たちで創造して、TYOならではの楽しさや面白さを世界に発信していって欲しいなと願っています。

そのためにも、まずは楽譜を製本し、譜読みを行い、楽譜に書いてある音符を、みなさんの手で、楽器で、音楽に変えるところから頑張ってください。音を並べること=音楽ではないことは皆さんよく分かっていることと思います。最近読んだ『入社1年目の教科書』という本に書いてあった3つの原則を音楽に当てはめるなら①頼まれたことは必ずやりきる②50点で構わないからまずは早く「フォルテ」で音を出せ③つまらない練習はないということが言えます。あとは、練習には必ず消しゴムとB2以上の鉛筆とチューナーを持参することを習慣にするといいオケマンになれると思います。まあ、1番大切なのは気合いとやる気です。そこは今この瞬間から変えられるところです。「音楽」が「音が苦」にならない程度に、健全に頑張ってください。皆さんの頑張りを、そのうちこの目で確かめにいきたいなと思ってます。

北の大地からTYOを応援しています!

服部さん、ありがとう。いただいた六花亭のお菓子詰め合わせと、盛岡のトランペットでプロを目指している中学生、藤田サーレムくんです。

今年の団員構成です。総勢114名でスタートします。

そして、来年の3月の演奏会でのメイン楽曲の発表です。

東京事務局の飯島則充さん、東北ユースオーケストラのテクニカル・ディレクターであり、長きに渡って坂本龍一監督のライブの製作をされているプロマックスのCOOの飯島さんに解説をお願いしました。

この場で紹介されたエピソード。飯島さんが音大生だった何十年か前に、教員試験と初のプロオケでの演奏会が重なり、悩んだ末に選んだトロンボーン奏者としての板乗りがなんとブラームスの交響曲第2番だったと。この曲に縁を感じるとのお話しでした。

そして今年度の運営の方針です。

団員のみなさんが「こうしたい」「やりたい」と言うならば、事務局はできる限りのサポートをしますよ。「音楽性」についても、楽器演奏が上手と同じではありませんよとお話をし、さらに他のオーケストラやクラブ活動では体験できない、東北ユースオーケストラでしかできない活動にしていきたいと述べました。

今年度のキャプテン発表です。思えば、オーケストラで「キャプテン」もあまり聞かないですが、こちら「ぶっとびオーケストラ」だからいいのです。

2年間キャプテンを務めてくれた畠山茜さん(ヴァイオリン、大学4年生で絶賛就活中)から告げてもらいました。

2018年度、第四期の東北ユースオーケストラのキャプテンは、福島県の会津出身、現在は武蔵野音楽大学の3年生でホルンを担当している磯貝雛子さんとなりました。

なんと前任の畠山さんがつけていたという東北ユースオーケストラのキャプテン日誌が渡されます。わたくしは思わず写真を撮ったのですが、じーんとしましたよ。

そして、2年間キャプテンを務めてくれた畠山さんから。

なんとそんなに気が効くのか。TYOでの活動で坂本龍一監督、吉永小百合さん、渡辺真理さん他みなさんからいただく差し入れで学んだのでしょうね。差し入れは、人類の起源からあったと思いますよ。ホモ・サピエンスは、アウストラロピテクスから木ノ実の差し入れを受け取っていたと思う。畠山さん、ありがとう。引き続き就活の支援をします。もはや東北ユースオーケストラで活動していたら就活で有利くらいにしたいものですね。

はい、磯貝キャプテンの所信表明。

この後スクロールしていただくと、磯貝新キャプテンのインタビューをご紹介します。

何しろ今年度は動きが早いですよ。さっそく有志演奏や岩手宮城福島の各県担当などの各係のリーダーが磯貝キャプテンから発表となりました。

この読み上げている画面を送ってもらいました。

各係のリーダーのみなさん、どうぞよろしくお願いしますね。

そして、今期からの規則を東京事務局のTYOのお姉さん、岡田直美さんから発表発表。

東北ユースオーケストラの活動への熱意年間三回の欠席で退団とする、通称「スリーアウトルール」を導入することにしました。団員のみなさんは、とにかく貴重な合同練習の機会を逃さないよう、万が一避けがたい理由で欠席の場合は、わかった時点で事務局に連絡するようにしてください。

続いて、第一期から熱心に取り組んでくれている仙台の大学四年生、トランペットのパートトップの中村祐登くんが、自らリードして作成した13ページに及ぶ「団員による団員のためのマニュアル」を紹介、説明してくれました。

なんとも頼もしい限り。今年は後進の育成にもしっかり取り組んでください。

そして、全員による自己紹介タイムとなりました。まずは最前列の一番右に座っていた郡山市出身の石川律くんから。

この春めでたく受験に合格し首都圏の大学生となった石川くんは、このあと奇しくも初めてのコンサートマスター席での練習となりました。

宮城県の中学生、トロンボーンの福澄茉音くんは、発足時からの最古参メンバーの一人です。

しっかりわたくしのフリを利用して「石の上にも3年」と言って笑いを取ってくれました。大人になりましたね。

福島出身のフルートの遠藤なみさんは盛岡の大学に通い、今年も岩手県組のリーダーになってもらいます。

毎回の合同練習会にあわせて小学生含め8名を引率して盛岡駅から福島駅までの往復ですので、責任ある立場です。どうぞよろしくお願いします。

自己紹介で何名かが「ブラ2」ことブラームスの交響曲第2番を演奏できてうれしいとか、演奏したことがあると言っていましたね。頼もしいですね。

第四期からの新規メンバー22名ですが、この日に来た15名で記念写真を撮ってみました。

TYOでの活躍に期待しています。早く溶け込んでくださいね。

お昼休みはいつもの小学生から大学生までが入り混じる休憩タイムです。

かと思いきや横ではさっそく各係のリーダーが話し合っていました。

クラウドファンディング係の橋本果林さん、有志演奏係の冨澤悠太くんは、ともに福島県いわき市出身。

今年度の活動について書類をまとめてきてくれました。今年の有志演奏会は早くも来月6月23日に南三陸での演奏を準備しているそうです。詳細決まりましたらお知らせしますね。

冨澤くん、東京事務局のわたくしの会社の後輩、宮川裕くんをつかまえて有志演奏の説明をしていました。宮川くんが机に置いているカメラは、最近某電機機器メーカーを担当することになったことをいいことに奥さんに怒られることなく買った高級品であります。

さて午後の練習開始に合わせて、今年も練習会場と打楽器の保管場所を提供していただく、福島民報社の荒木英幸事業局長(一般社団法人東北ユースオーケストラ理事)から激励のご挨拶をいただきました。

記者の方にも取材いただいて、翌日日曜日の福島民報「今年度活動スタート 東北ユースオーケストラ」という記事がYahoo!ニュースにもなりました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180520-00000976-fminpo-l07

休憩時間を利用して、新キャプテンの磯貝雛子さん(福島県会津若松市出身)にインタビューをしてみました。

311の時は何をしていましたか?

会津の中学一年生で当日は卒業式でした。毎年最後に全校生徒が並んで卒業生をお見送りする「挨拶坂」という坂があるのですが、地震のためにすぐ脇のプールから水で溢れました。もしお見送りの時に地震が起きていたら大変なことになったとゾッとします。
わたしは自宅にいて、祖母と一緒にいて、漫画読んでいました。家が小学校からすぐ近くなので、地震が起こり小学生たちの悲鳴が聞こえてきました。三つ違いの妹が小学校にいたので怖かったです。地域の人たち全員がなんだなんだと家から出てきて、電信柱が鉛筆のように揺れ、地面が波打って、自分のところが一番揺れているんだと思いました。幸い家の中は何かが倒れたりの被害も無く、祖母は頭を守ったり、ガスの元栓締めたり、ドアを開けたり、テレビ、ラジオをつけたりと冷静に行動していました。やっぱり日頃の訓練は大事ですね。揺れが収まって父母に祖母が電話して親戚に電話して、父は郡山にいてガラスが割れて降ってきたと聞きました。ずっと余震が起きている中、大変なことが沿岸部で起きているなとテレビを観ていました。津波や瓦礫だらけのシーンが本当なのかなと実感が湧かなかったです。実はリアルに海を見たことがこれまで一度しか無くて、小学校五年生の臨海学校でいわきの海を見て、これが海かと、足をつけ、貝殻をいっぱい拾って帰ったのをよく覚えています。小さい頃から水泳は選手育成用のプログラムに参加するくらい得意だったのに、親から海は危ないと言われ続けて今に至ります。TYOで今年こそ夏の沖縄合宿で人生2度目の海を体験できると楽しみにしてたのに残念です(笑)

楽器に出会ったのは、小学校のスイミングスクールで一番水泳な得意なライバルの子が合奏部に一緒に行こうと誘ってくれたからです。体験会で「あなたはホルン」と言われ、それ以来10年目。最初は楽しくなかったが、練習してうまくなって行くのが楽しかったです。通った小中学校は吹奏楽が強く、練習も厳しくて挨拶の練習で声が小さいと先生が帰ってしまうような学校でした。小学校6年の時、漫画の『のだめカンタービレ』の影響でライバルの子がトランペットでプロになるというので、そんなことができるのか知ったんです。中学でピアノを習い、たまたま近くの音楽教室にいらっしゃったホルンの先生についたのが良かったです。練習の目的を常に明確にする方で、練習を無断で休んだり、いただいた連絡に返事もしない人間として駄目な私をまともにしていただけました。

311の体験は磯貝さんをどのように変えましたか?

自分の地域は断水も無く、震災直後からも幸いに被害は少なかったです。学校も4月から普通にはじまり、原発事故も会津は放射線の影響が少なく、場所によってはホットスポットもあったけれど、全般に平和でした。むしろ沿岸部から避難してきた方や転校生がやってきたのが会津です。
しかし、いまだに地震速報の警報音は怖いですね。

高校生の時に音大向けの夏期講習に通った時、「福島県です」と出身地を言いにくかったです。今も東京の飲食店でバイトしていると出身地を聞かれるのですが、「福島です」と言うと「大変だったね」と言われます。そんなに大変で無かった私は、むしろ福島の元気なところを見せていきたいと思っています。

TYOのキャプテンとして今期の抱負を教えてください。

団員には危うく津波にのまれるところだった人やいろんな体験をしている人が集まって来ているわけですが、今はみんな一つになって元気に明るく練習しているということを発信していきたいです。

最初「来期のキャプテンに」と言われた時はドッキリかと思いました。自分は2期からの参加なので、また馴染めないところもあるから、みんなとしゃべって仲良くしていきたいです。どうしていったらいいかまだわからないから、まずはもっと和やかな雰囲気にしたいし、みんな挨拶がしっかりできるようになればと思います。
メインで演奏するブラームスの交響曲2番は楽しみです。わたしは4番が好きなんですけど(笑)。指揮の栁澤さんにはいつも同じこと注意されている気がするので、メインに限らずどんな曲にも手を抜かず練習していきたいです。そして、オケのオーディションを受けながら、小さい頃からの夢であったプロを目指していきたいです。

新キャプテンに期待しています。根掘り葉掘りの質問に答えてくれてどうもありがとう。

インタビューを済ませると、さっそく中学生に取り囲まれました。

ともに第一期からのメンバー、福島市の赤間奏良くん(ホルン)と北川聖彩さん(ヴァイオリン)です。二人そろって3年間で30センチ以上背が伸びたでしょうね。大学3年生の磯貝キャプテンをついに抜いてしまいました。

午後にはお一人ゲストの方がお見えになりました。

産経新聞社の東京本社文化事業部の堀口葉子さんです。以前、坂本監督の産経新聞での連載コーナーをご担当されていたご縁でTYOのご支援をいただいています。

今回、産経新聞社が企画協力されている福島県須賀川市立博物館で行われている日本画の大家「松尾敏男展」で、6月2日(土)に弦楽四重奏の演奏機会をいだきました。

こちら決定した選抜メンバーです。

右からヴィオラの村岡瞭くん、マイクを持っている伊藤拓也くんは昨年度の休団から見事に大学合格をして戻って来てくれた初年度のコンサートマスター、同じくヴァイオリンの佐藤実夢さん、チェロの誉田憲丸くん。

別室でのカルテット練習の合間に堀口さんと記念撮影です。演奏にあたり移動の交通費とは別途ご寄付もいただけるとのこと。どうもありがとうございます。

さてホールでは福島事務局でFTVジュニアオーケストラで講師も務めていらっしゃる竹田学さんの指導で、なんといきなりブラームス交響曲第2番を。

いろんな方向から写真を撮ってみました。

途中止まりながらもなんと最初から最後までブラ2をさらいました。竹田さんに話を聞いてみました。

いきなり通しで演奏となりましたね。

とりあえずさらってみました。こんな感じの曲だと知ることが大事かと。今年は、わからないなりにもついて行こうとするやる気を感じました。去年まではわからないとなると諦めモードがあったのですが。「いよいよ始まったな」と実感してもらうためにも少々強引かと思いましたがやってみました。次回の栁澤さんご指導による練習にスムーズにつなげられるかと思います。

竹田さんから見てブラームスの楽曲の特徴はどこですか?

リズムやテンポが難しいところですね。練習中に「モザイク画のようだ」と言いましたが、凄く緻密に組み立てられていて、聴いていて心地よいのです。それでいて激しい情熱も感じられます。リズムの組み合わせによるズレと統一感がブラームスの魅力ではないでしょうか。

ブラ2の練習で糖分を欲したのか、休憩時間にはお菓子差し入れコーナーに群がります。

黙ってシャッターを押すと、みんなの眼が怖いことになっていました・・・。

石川くんが急きょコンマス役でチューニング。

「最後はいつもの曲で気持ちよく帰りましょう」との竹田さんの発案で、「ラストエンペラー」と「エチュード」を合奏しました。

初回の練習会なので記念にその場にいた人でパチリ。

練習が終わっても名残惜しげにみんなで喋っているいつもの光景が帰ってきました。

ホールを出たら、石川律くんがいたので、「今日は初の急きょコンマスで、どうだった?」と言ったら、

「いきなりなのでビックリしました」と爽やかに苦笑いで応じてくれました。

その後、Twitterで「東北ユース」と検索したらこんなツイートが!

「18じゃりの練習と時を同じくして僕はブラームス2番初見でコンマス席に座らされて4楽章まで一気に通しでやらされました。東北ユースオーケストラ恐るべし。」

石川くん、大学入学とともに大人になったね! 今後も積極的な情報発信をお願いします!!

そして、おかげでこんなツイートを発見しました。休憩時間に「非公式の団員ツイッターを本格的に稼働させたい」と広報係の二人から相談されたので、「団員ツイッターとしてじゃんじゃんやってください」と言ったら、さっそく模様替えされていて、

https://twitter.com/tyo_members

始球式的にこんなツイートをしてくれていました。

「今日から第4期の活動が始まりました! 第4期はこのアカウントを通して、練習風景などの活動の裏側をたくさん発信していきたいと思います。 広報係のHr千田とVn菊地で頑張りますので暖かく見守って頂けると嬉しいです 広報係」

裏側も結構ですが、暗黒なつぶやきは控えてね。

東京に向かう福島駅の新幹線ホームで思わず眼を見開きました。

東京横浜行きのチケットで「TYO」らしいのですよ。東北ユースオーケストラはいつでも広告出演できるようスタンバイしております!

団員のみなさん、来月は3日(日)が合同練習会です。全員参加を祈ります!

ご覧のみなさま、今年度もご支援のほどどうぞよろしくお願いします。