REPORT

2016.01.11

第五回合同練習会を行いました。

第五回合同練習会を行いました。

あけましておめでとうございます。

新年最初の合同練習会を三連休の中日に福島市の福島県文化センターで行いました。今年は福島もあたたかく、いまだ雪が降らない異常気象なんだそうです。

ダウンを2枚重ね着して東京から行ったわたくしも表紙抜けする、天気に恵まれたザ暖冬でした。とは言え、練習は室内ですから、しかも今日は大ホールです。

今回は成人式のため欠席の団員もいて100名弱には大き過ぎるホールですが、本番の東京オペラシティホールではこれくらいの客席を一杯にしなければなりません。

練習前に今日初めて取り組む曲のボウイングの写しをする弦の人たち。バイオリン歴ゼロのわたくしは弓の動かし方を指揮者が決めると初めて知りました。

そう、今日1日は前回に引き続き指揮者の柳澤敏男さんによる全体合奏の練習となります。

二階席から見ると、見た目は立派なオーケストラになってきました!まずはチャイコフスキー5番を淡々と進めていきます。

昼休み、パートごとに仲良く食べて親睦を深めます。

今回は練習中に写真を撮って団員に気が散ってはならぬと、途中の休憩時間にステージに行ったのですが。

休み時間なのに練習してる。

コントラバスを支える手も休めたほうがいいと思うんですが、練習。

管のみなさんも休み時間なんですけど、ひたすら吹いてます。

リズムを取って本格的に練習してる…。

ヴィオラ、チェロの人たちも休み時間を惜しんで熱心に練習。みなさん練習好きなんですね。

最後の練習曲は、弦だけがステージに残り、この日はじめて坂本龍一監督作曲の映画「母と暮らせば」から。本番の吉永小百合さんとの共演が楽しみですね。

この日は事務局への差し入れが豪華でした。福島事務局の方からあんぽ柿。震災後今年から出荷できるようになったそうです。中はトロトロのねっとりとした甘さでした。さらに団員のご父兄から郡山のお菓子げんこつ山。これまた黒糖のうまみが抜群でした。

さらに福島でリンゴ農家をされている団員のご家族から二箱も。事務局はTOKIO以上の笑顔でいただきますよ。どうもありがとうございました。うれしいサプライズに元気が出ます。(差し入れを催促しているわけではありません、念のため)

そして、練習終了後、大学生が「柳澤先生と写真を撮りたいんですけど」と来ました。記念撮影解禁するときりがないからなと思ったら、なんと「先生と服装がかぶってる」とのこと。

確かに赤い丸首フィッシャーマンズセーターがまるでペアルック! 実際にはもっと色味が似ていて、織柄もそっくりでした。

帰宅前にみんなで和気あいあいの会話が途切れません。ちょうどこの日取材に来られていたNHKの方から面白い話を聞きました。「団員のみなさんは一人一人復興にかける想いが違う。でも、全員に共通した点が一つだけあった。みんな歳の離れたメンバーと演奏するのが楽しいと言ってますね」

別々のところに住む小学生から大学生までの混成オケって、なかなか希少価値があるのかも。

仙台組はいつものように貸し切りバスで帰ります。今回はじめてバスに潜入してみました。

合同練習会もあとは来月の一回を残すのみ、再来月は合宿からの第一回演奏会の本番です。団員のみなさん、追い込みの練習をよろしくお願いします。

またこのサイトをご覧いただいたみなさま、ありがとうございます。坂本龍一監督、山下洋輔さん、吉永小百合さんなど豪華出演者が揃う第一回演奏会のチケットは1月23日から一般発売がはじまります。ぜひご来場の上、子どもたちに大きな拍手をお送りください。もちろん寄付という支援も大歓迎です!